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2023/10/04

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目次  

 1. 協働ロボット導入体験パッケージとは

 2. 実績紹介

 3. 製品仕様

 4. まとめ

1. 協働ロボット導入体験パッケージとは

  

 

 協働ロボット導入体験パッケージとは「 初めての協働ロボット導入を絶対に成功させる 」をコンセプトに

 

 弊社が行っているサービスとなります。

 このサービスは弊社が保有しているファナック製協働ロボット「 CRX-10iA/L 」を活用した

 

 パッケージシステムをお客様の工場にお持ち込みして、

 

 自動化を検討されている工程の作業が本当にご要望通りに自動化できるのかを検証することができます。

 特徴としては

 

 1.システムが本当に要望通り成り立つのか、低コストで検証することができる。

 

  現在は3Dシミュレーションでの事前検証が基本となっておりますが、

  実はロボットを活用した自動化システムの落とし穴はシミュレーションだけではわからないことも数多く存在します。

  例えば、ワーク寸法や加工精度の個体差による影響や切削油等の付着物の影響等、これらはシミュレーションでは

  影響を確認できないものの、実際のシステム運用時はフォローしなければならない重要な項目です。

  その為、実際のロボットで実際の作業現場で本番と同じ環境を作り出し、そこで実機検証することで

  シミュレーションだけではわからない落とし穴を事前に察知し、その対策を盛り込むことが可能となります。

 2.協働ロボットシステム運用時のリスクアセスメントの基準ができる。

  協働ロボットを始めて活用する際に躓く大きな要素の一つに「 社内に安全基準が定められていない 」ことが挙げられます。

  その為、導入したくとも基準がないため、導入できないというお客様も少なくありません。

  しかし実際のお客様の工場内で実運用に近い形で運用することで、協働ロボットの安全性について

 

  体感して頂くことができ、その場でリスクアセスメントを行っていただくこともできる為、

  導入に向けた基準の作成が容易になったというお客様も少なくありません。

 3.導入時の正確なタクトタイムを把握することができる。

  

  ロボットシステム導入検討の際、「 ロボットシステムを導入することでどれだけ生産効率が上がるのか 」は

  重要な要因の一つだと思います。ただこれも3Dシミュレーションではあくまでも

  概算の参考値でしか算出できない為、実際に導入した際と大きく異なることもあります。

  その点、本サービスは導入環境に近い環境で検証を行うことができる為、

  リアルなタクトタイムを算出することができ、導入に際しての指標として頂くことができます。

 といった3つがあります。

 

 このことから初めての協働ロボット導入を成功に導く為に、必須の情報を事前に把握することができるサービスとなっております。

 

2. 実績紹介

 本サービスのこれまでの実績をご紹介させて頂きます。

 自動車部品の圧入加工機搬送作業自動化の検証 

 

 圧入加工機へのワークの投入・排出工程の自動化を検討されていた愛知県にある自動車部品製造業様より

 ご依頼を頂き、本パッケージをご活用頂きました。

 こちらの企業は社員数は約150名、プレス加工やゴム製品の圧入加工を得意とされており、

 すでに今の人員でできる生産量の限界を迎えていらっしゃるとのことで業績は大変好調とのことでした。

 ただ3年後には生産量が今の1.5倍に増加する予定で人を採用しなければ成り立たないが、

 

 昨今の人手不足の影響により採用活動が難航しており、

 「 仕事はあって生産する機械もあるが、対応できる人がいない 」という状況になることが目に見えており、

 それに向けて人の代わりとなる協働ロボットの導入を検討されていました。

 しかし産業用ロボットは多数活用されているものの、協働ロボットの活用実績はなく、

 「 協働ロボットのことは調べて特徴は理解しているが、本当に自社の生産工程に活用できるのか不安 」だと

 なかなか導入可否の判断がつかないと悩みを抱えていらっしゃいました。

 そこで弊社の本サービスをご活用頂き、実際の現場に設置されている圧入加工機に対して、

 ワークの投入・排出作業の検証を行いました。

 実際の加工機との通信を行ったり、供給・排出のトレイを実際の現場のものを活用したことにより

 「 本運用において加工機との通信点数をもう少し追加したほうがスムーズな運用ができる 」

 「 経年劣化によりトレイの形状が一定ではない為、何らかの位置補正機構が必要となる 」

 「 運用時の正確な参考タクトタイムが事前にわかり、生産サイクルや償却期間が正確に算出できる 」

 「 実際に動いている協働ロボットを見て、どのような安全対策が必要となるか体感できた 」

 等の導入前に知っておくべき注意点を体感して頂くことができました。

 この検証結果から導入の必要性と実際の効果を感じていただいたことで、協働ロボット導入を決意されました。

 

 実機での検証を行った後だった為、実際の導入時はスムーズに全て進めることができ、

 想定通りの導入効果を生むことができております。

 

 

 

 

3. 製品仕様

 本サービスで活用している協働ロボットシステムの仕様をご説明させて頂きます。

  

 

 ロボット本体機種:CRX-10iA/L(ファナック製)

          ※可搬重量:10㎏

 

 制御装置機種:R-30iBmatePlus(ファナック製)

 ロボットハンド(標準):2F-85(ROBOTIQ製電動)

             ※必要に応じて専用ハンドを設計・製作します。

 移動式架台サイズ:W900×D800×H870

 入力電源:AC100~120V 単相 +10%・-15% 50/60Hz

 設置条件:周囲温度   0~45度

      周囲湿度   通常75RH以下(結露しないこと)

      振動加速度  4.9m/s(0.5G)以下

 

 

4.まとめ

 昨今の人手不足の影響により、ロボットシステムの活用はなくてはならないものとなりつつあります。

 

 中でも協働ロボットはリスクアセスメント次第では安全柵無しで活用できる為、

 狭いスペースでも設置できることから注目されております。

 

 ただ「 産業用ロボットの活用実績はあるものの、協働ロボットの活用実績がない 」という方が多く、

 「 本当にうまく活用できるか、期待している導入効果が得られるのか不安 」というお悩みを抱えていることも少なくありません。

 本サービスをご活用いただければそんなお悩みを全て解決させて頂きます。

 協働ロボットの導入を検討されている全ての方の「 初めての協働ロボット導入を絶対に成功させる 」為に

 

 最善を尽くしますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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